なぜ人は“意味もなく旅に出たくなる”のか?|移動したくなる本能と幸福の関係

なんで人って、たまに意味もなく旅に出たくなるの?
気づいたらGoogleマップで飛行機の値段を調べてたり、意味もなく電車に乗ってどっか行きたくなること、ない?
正直、旅行先で特別に楽しいことが待ってるわけでもないのに、「とりあえず移動したい」みたいな衝動。
あれってなんなんだろう。
自分でも「暇なのか?」「現実逃避か?」とか考えるけど、たぶんそれだけじゃない。
もっとこう、「本能レベルの謎パワー」が働いてる気がしてならない。
人類の「移動本能」って、マジである話
いろんな動物がいるけど、人間ってやたら“移動”したがる生き物だと思う。
だって元々、アフリカから世界中に散らばっていったご先祖たちだし、狩猟採集民は「食料ない→次の場所へGO!」がデフォルト。
「定住=例外」「移動=ノーマル」が人間の初期設定だったわけ。
逆に猫とかは「家につく」って言われるぐらい、テリトリー大事にする。
犬は「人」についていくし、猫は「家」から離れるとめっちゃ不安になる。
その点、人間は「同じ場所でずっと」より「いろんな場所に行く」ことで安心する不思議な生き物。
科学的にも「移動=幸福」って証明されてる
ちょっとマジメな話すると、
アメリカの研究で「新しい場所に行くと人間の脳内でドーパミン(快楽物質)が出て、幸福感が上がる」ってデータがある。
日常で“いつもと違うルート”とか“ちょっと遠出”するだけでも、脳はリフレッシュされてやる気スイッチが入る。
しかも、「旅に出たい」って思う遺伝子(放浪遺伝子DRD4-7R)もあって、
この遺伝子持ってる人は特に「新しい場所、新しい刺激」に弱い。
つまり、「意味もなく移動したい」=人間の本能、遺伝子に刻まれてる欲望。
あと、コロナ禍でみんなが「とにかくどこか行きたい!」ってなったのも、本能的な“移動欲”が塞き止められて爆発した証拠。
「毎日会社と家の往復」だけじゃ人は幸せになれない?
どんなに楽しい仕事でも、「会社⇔家」だけの往復を毎日繰り返してたら、
脳みそはどんどんマンネリ化して、気づかないうちにストレスが蓄積する。
「仕事がつまんない」とか「人生に刺激がない」って嘆く人、たいてい生活パターンが“固定化”してる。
でも、いきなり「海外旅行しろ!」なんて話じゃなくて、
・通勤ルートを変える
・帰り道で違うカフェに寄る
・週末はちょっと遠くまで散歩する
こういう「プチ移動」でも、脳はちゃんとリセットされる。
むしろ小さな変化の積み重ねが一番コスパよく、ストレスと無縁になれる。
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まとめ|「移動したい」=本能。素直に従ってOK!
ということで――
なんか最近モヤモヤする、やる気出ない、人生つまんない、ってときは「移動成分」が足りてないだけかも。
- 新しい場所に行くと幸福度UP(科学的にガチ)
- 「移動したい」気持ちは人間の本能
- 小さな移動や変化でリフレッシュできる
- 毎日同じ景色に飽きたら、猫じゃなくて人間らしく“外に出てみる”のが最強
旅行じゃなくてもOK。
「いつもと違う場所」「ちょっと遠回り」「未踏のカフェ」――それだけで人生はけっこうラクになる。
本能に逆らわず、今日もどこかにふらっと出かけよう。