「大沢たかお祭り」が突然終了した件、ちょっと調べてみた

王騎将軍を思わせる甲冑姿の武将が笑みを浮かべているアニメ風イラスト

2025年春、Threads界隈で突如バズり始めたムーブメント——それが 「大沢たかお祭り」

『キングダム』の王騎将軍(大沢たかお)のドアップ画像に、主婦の日常ネタをかぶせる投稿が爆誕。「洗濯物が乾いてないのに“なんで”って聞いてくる旦那にこの顔」とか、「皿下げない家族を見つめる母の目」とか。共感と笑いが止まらん地獄の宴でした。


大沢たかおもニッコリ!?序盤は“公認感”すらあった

祭りの熱が加速してたのは、大沢たかおさん本人がインスタに「祭」の画像を載せたから。ノートPC見ながら笑ってる姿に、「え、公認じゃん!?」と界隈はさらにヒートアップ。

引用元:ライブドアニュース


ところがどっこい、オフ会とパネル制作の話が出てくる

「等身大パネル作ろうぜ!」「オフ会開こうぜ!」というテンションに突入。

オプチャ(オープンチャット)が立ち上がり、ガチでグッズ化や許可申請を試みる人まで出現。すると今度は「それ著作権的に大丈夫?」という声が出はじめて——

参考:あるユーザーによる経緯まとめ


そして終焉。「公式NGらしいよ?」で一斉撤退

「東宝に問い合わせたらNGって言われた」という証言が拡散され、空気が一変。

文書などの明確な告知は確認されていませんが、「ダメらしい」という話だけで、投稿削除ラッシュとタグの沈黙が起き、実質的に“お開き”ムードに。

関連記事:アメブロ記事『あっという間に祭りが終わった話』


似たような前例:ドラえもん最終回同人誌事件

実はこうした「善意が裏目に出る」事件、過去にもあります。

たとえば2005年に話題になった 『ドラえもん最終回同人誌事件』

ファンが描いた感動的な最終話がネットで拡散され、あまりの完成度に「これ公式?」と混乱が発生。結果、小学館や藤子プロに問い合わせが殺到し、著作権侵害として警告→絶版→回収となりました。

誰かが「公式に聞いてみよう」と思った瞬間、それまで黙認されていたファン活動が一気に終わる。これって、今回の大沢たかお祭りと構造がそっくり。


まとめ:SNSと「善意の暴走」

  • 大沢たかお祭りは自然発生のネットブームだった
  • 俳優本人が笑顔で“乗ってくれた”ことで勢い加速
  • 一部が許可申請→「NGらしい」→一斉に撤退という流れ
  • 過去にも“ドラえもん同人誌事件”など類似例が存在

ネットの「お祭り」は、“盛り上がり”と“終わり”が紙一重

悪気がなくても、誰かが一歩踏み出すことで“空気”が変わる。その空気を読むことこそ、SNS時代のスキルかもしれません。


🧃おまけ:実は、わたしも投稿してました

……というか、私もこの祭り、普通に楽しんでました。

X(旧Twitter)にもそれっぽい投稿して、いいねもついて、「たかお様!神!!」とニヤニヤしてたんです。

でも、「公式NGらしいよ」って話が出て、私も投稿を削除しました。

楽しいノリだったし、悪意なんてなかったけど、それでも“終わった”って空気が出たら、もう続けられない。それがSNSのお祭りの難しさ。

なんか祭りのあとって感じで寂しいですね