実家に帰って、物が多い家はめんどくさいと再認識した話

物があふれる日本の古いリビングと棚

ここ2〜3日、親の留守番で久々に実家暮らし。
在宅仕事だから生活には困らないけど、思ったよりストレスが多い。
まず、とにかく家が広い。掃除しようと思っても、動線が長くてすぐ疲れる。そのうえ、棚という棚、部屋の隅々まで物がギュウギュウ。料理しようにも、食器や調味料を発掘してるうちに雪崩。
「部屋は狭い方がいいし、物は少ない方がいい」と思わずにはいられなかった。

自分は別にミニマリストでもなんでもないけど、それでも「これ全部どうやって管理してきたんだろう」と心底思う。毎日掃除するだけでひと仕事。物が多いせいで動きにくいし、何より“いちいち元に戻す”のが苦痛。棚の中身もパンパンなので、一つ出すたびに発掘作業。

そして、もっと気になったのが「この家自体、あと何年持つんだろう?」という現実。家は持ち家だけど、いずれ朽ちていくもの。解体や更地にするにもお金がかかる。物も家も、残していく人がいなければ、いつかは“お金を払って処分”しなきゃいけない。

最近よく聞く「老後の片付け」や「家の終活」って、結局この“管理のめんどくささ”と直結している気がする。最終的には、自分の体一つ・その日に必要な分だけ稼ぐ生活が一番ラクでエコなんじゃないか、って思ったり。

なぜ人は物をため込むのか?

結局、物をため込む理由は「未来への不安」なんだろうなと。
昔なら「明日食べる物がなかったらどうしよう」とか「明日住む家がなくなったら…」なんて思うのも分かるけど、今の時代、そこまで心配しなくても生きていける。

  • 空き家は山ほどある
  • お金がなくなったら、その時できる仕事を探せばいい
  • 死んだあとのことは心配しても意味がない

…というか、そもそも「物がなきゃ死ぬ」みたいな恐怖に取り憑かれても、人生のほとんどは“そんな事態にはならない”のが現実。

身軽が最強説

色々ごちゃごちゃ書いたけど、結局は
「部屋は狭く、物は少なく」
「管理や片付けがラク」
この2つだけで生活のストレスは8割くらい減る。実家で消耗して実感したリアルな話でした。